多世代共に過ごすこと(帰省雑感)


多世代共に過ごすこと(帰省雑感)
こんにちは。料理家の伊藤です。
GWは、実家の山形に家族みんなで帰省して、やっとのんびり両親と共に過ごしました。
父は83歳、母は86歳で2人で一軒家に住んで、規則正しくつつましく暮らしています。

ラクしてもらおうと、いろいろ料理を作って帰りましたが、母もやっぱり私たちに食べさせようと
いろいろ準備していて、にぎやかな食卓になりました。
でも、コロナ禍の2人暮らしが長く、老け込んだように感じました。

一方、わが家の娘たちは社会人1年生と大学1年生にデビュー。
4月からそれぞれ忙しく過ごしています。
今までのように家族が揃う時間もあまりなくなり、急に生活が変わったなあ~と少し寂しく感じていました。

そこに両親のちょっと老いた姿を見ると
あ~、今まで色々助けてもらったけれど、これからは私が手助けする番かな!と思えました。

意外だったのは、その時の自分の気持ち。
やっかいだなぁーというものではなく、
なんだかちょっと、張り切るような感じ

 

実はその頃の私は、今まで子供たちに目をかけてをかけてきたのが、自立してきて少し寂しく感じていました。
その隙間?余裕?に、なんだか、張りがでたようなのです。両親の役に立ちたい、という自然な気持ちに少しびっくりして、
そして、なんだか自然の摂理のように感じました。

多世代がともに過ごすことで、本来はいろいろな役割を分散してきたのだと思います。

核家族で育って、育ててきた私ですが、自分のステージが変わり、先を行く両親の存在に、再びスポットライトを感じました。
与えてもらったこと以上のことは絶対にできないけれど、少しでも役に立ちたいな、と思えた帰省でした。

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