ガレット・デ・ロワ(エピファニーのお菓子)
料理家の伊藤くみです。
今週はガレットデロワに心揺さぶられた1週間。笑。
元々1/6の公現祭(エピファニー)に食べられてるこのお菓子ですが、フランスでは1月いっぱい、楽しまれています。
今年もフランス大使館で行われた「サロン・ドゥ・ガレット・デ・ロワ」へ伺いました。
ローラン・ピック駐日大使への特大ガレットを作成したのは、今回優勝の三浦一将シェフ。すーごく大きいガレットが献上されて、華やかにカットされました。
昨年優勝した石沢さんが、なんとお正月に行われた、バリのガレット・デ・ロワコンクールで2位に入賞されて、興奮したばかり!
その石沢さんにも再会できて、そのガレットもいただきました。昨年のものとまた違い、フランス人向けに工夫されたのが一目瞭然。その進化に感心しました。そしてなんといっても、石沢さんのレイエはホントに美しい✨
この日試食したガレットは、全て違う個性があり、ますます感激。この日はやはり、三浦シェフのガレットが口溶けよくバランスが取れていて、とても印象に残りました。日本のガレットデロワの水準の高さはすごいです!
さて、その翌々日は、大森 由紀子 先生主催の上野 啓介 シェフによるガレットの講習会。
こちらは、作り方の具体的な発見が沢山あって、頭の中がいっぱい!笑。とっても勉強になりました!
玄人仕事を、上手く端折ったり残したりして、素人さんでもお料理を手軽にかつ、美味しく作れる方法をご紹介するのが、私のスタイルです。
でも、このガレットに関しては、端折れるところは、まず無い!しかもやり方はいろいろ!などと考えに考えて、講習会から帰っても頭の中ぐるぐるでした。笑
でも…
今日自分でガレットを焼いて、決してよくできてないけど、愛着を持てるなぁ〜と思った事と、パラパラ見ていた本に、フランス語の素敵なことわざを見つけた事で、なんだか気がラクになりました。Petit à petit,l’oiseau fait son nid鳥は少しずつ巣作りをする、という意味らしいです。
少しずつ憧れのお菓子に近づきたいな。
今年のガレット備忘録でした。
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